プードルの単価設定とトリミング料金の効率のいい決め方

プードルの単価設定とトリミング料金の効率のいい決め方にいてです。地味だけど意外と重要なもので、最初にちゃんと決めとかないと後で変更するのは意外と厄介なものだったりします。
Trimal 2024.06.21
誰でも

プードルの単価設定について

純血種の中でお客様の占める割合として多いの犬種はトイプードルだと思います。

ただ、このトイプードルは6kgを超える子もトイプードルだったり中には8kgくらいのトイプードルの子もいたりします。

別のその子自体を否定するとかというわけではなく、JKCが定めている本来トイプードルの犬種標準は体高24cm〜28cmほどで体重としては3kg前後くらいだと思います。

犬種的にはトイプードルであってもミニチュアプードルのような子もいたりするので、同じトイプードルの料金でやるにはかなり厳しくなります。

プードルの場合の料金設定は体高や体重別の料金を採用している店舗も少数ですがあったりするので、大きな子については時間もかかるので体高や体重別の料金を採用した方がいいと思っています。

例えば2kg台の小さめのトイプードルの子が2時間で終わるのに、8kgのトイプードルの子が3時間かかって同じ料金だと、やはり後者の方が店側としたら1時間分損失を出しているので、ここは是正をした方がいいと思います。

また、最近都内だとドゥードルのようにトイプードルやシュナウザーなどの犬種の毛を伸ばしたいという要望が増えています。

都内で人気のサロンでそれを見た飼い主さんが真似をしてじわじわ増えている感じです。

毛が伸びると毛もつれの原因にもなったり、シャンプーブローに時間がかかるので、こちらもやはり同じトイプードル料金などだと厳しいなと感じています。

そこで当店では5cm以上の毛の子はロング料金を設定しました。

他店ではやってないからという理由で導入をためらうオーナーさんも少なくないですが、やはり労働に対して適正な対価をいただくというのは必要だと思います。

・オーナーが顔を出すか出さないか問題

トリミングサロンオーナーの顔出しについては嫌がる人も割と多いのですが、できれば顔出しした方がいいと思っています。

理由はシンプルでお客様視点ではどんな人がやっているかわかることで安心感につながるからです。

すでに顔出しをせずに予約でいっぱいになっていれば問題はないですが、何かしらしっかりと集客についてコミットをしていくということになれば、やはりオーナーの顔出しはした方がいいと思っています。

ホームページ完成時に少し否定的な方も、実際にお客様が優しそうなオーナーさんだからお願いをしたという声もあったようで、割と顔出しについてはポジティブになる方が多かったりします。

トリミング料金の効率のいい設定について

イタリアンのファミレスのサイゼリヤはキャッシュレスの導入も大手の中ではかなり遅く導入をしたり、価格も徹底的に上げないなどの戦略をとっています。

企業体質的にかなり効率的にファミレスが運営されるように研究されているようで、テレビでも特集を何度か見たことがあります。

そんなサイゼリヤですが、以前はお得感を出すために399円などの価格設定にしていました。

399円は400円にしたり、268円は逆に250円に値上げをして1円と10円のお釣りをなくすようにしたようです。

その結果、2020年の客単価が679円だったのが、2023年には818円と約20%アップして、レジ処理にかかる時間も30%削減できたようです。

1円の値上げや逆に値下げで客単価がアップするのはファミレスだからということもありますが、個人的にトリミングサロンでも端数はなるべく削減した方がいいと考えています。

できれば100円単位を最小の単位として、50円10円5円1円などの会計が出ないようにすることで、レジに関する効率化はサイゼリヤ同様に大きいかと思います。

とくに現金は毎日レジチェックをして現金に差異が発生していないか確認したり、釣り銭を用意しないといけなかったりするのがかなり面倒で、意外と毎日に積み重なると年間を通すとかなりの金額になってしまいます。

トリミング料金は税別8,300円とかにすると9,130円と70円のお釣りが出てしまうので、50円玉と10円玉のお釣りを用意しなければいけません。

こうなった場合は、9,200円か9,300円のどちらかにしてしまうのがいいかと思います。

9,200円の税別が8363.6363636円、9,300円の税別が8254.54545円、とかなり奇抜な数字にはなってしまいますが、お客様が払う金額を揃える方が税別の見た目は悪くても、色々な効率化が図れます。

最初の店舗の時は10円単位のお釣りが発生していて効率が悪いと感じていたので、当店でも現時点ではトリミング料金は100円単位のお釣りしか出ないようにしています。

税別でも500円などの金額は設定せずに、基本的には1,000円単位で設定をしてったので現時点では綺麗な数字ですが、値上げの時には多少税別の数字が乱れてしまうかもしれません。

ただ、やはり取り扱う小銭の量が減るとかなり楽です。

また、当店ではキャッシュレスが8~9割くらいなので、現金の比率はかなり下がってるとはいえ、管理をシンプルにした方が色々な効率化が図れます。

一見地味に見えるかもしれませんが、このような積み重ねは効率化において大きな効果を発揮できるようになります。

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